WordPressで制作する？しない？、結局どっちがいいの？
「WordPressで作ったほうがいいって聞くけど、本当？」
「最近はSTUDIOやペライチ、ノーコードもあるし、わざわざWordPressにする必要ある？」
ホームページ制作を検討するとき、多くの人が最初に迷うのが「WordPressで作るか、別の方法にするか」という点です。
結論から言うと、どちらが“正解”ということはありません。 大切なのは、「何を目的とし、どんな運用を想定しているか？」です。 この記事では、WordPressで制作するメリット・デメリットをはじめ、他ツールとの違いや選び方のポイントを、Web制作のプロ視点からわかりやすく解説します。
目次
WordPressとは？今さら聞けない基本
WordPressは、CMS（コンテンツ管理システム）と呼ばれる仕組みのひとつで、世界で最も多く利用されているWebサイト構築ツールです。
特徴は以下の通り
- 無料で利用可能（オープンソース）
- デザインテーマやプラグインが豊富
- 自由度が高く、拡張性に優れる
ブログ運営だけでなく、コーポレートサイトやECサイトにも使われており、まさに“万能選手”といえる存在です。
なぜWordPressが広く使われているのか？
- 圧倒的な情報量と実績 →世界中のWeb制作会社やユーザーが活用しており、困ったときに検索すれば大抵のことは解決できます。
- デザインや機能の自由度 →テーマやプラグインを使えば、非エンジニアでもある程度のカスタマイズが可能です。
- 資産としての自社運用ができる →Wixなどと違い、サーバーを自社で契約・管理するため、運用や移転の自由度が高いです。
WordPressのメリットと活かせるケース
■メリット
- ブログ機能が標準搭載されている
- 自社で更新・編集が可能（CMSとして）
- カスタマイズ性が高く、SEO対策もしやすい
- 多言語・予約・フォームなどの拡張が自在
- 制作会社が多く、外注しやすい
■向いているケース
- コンテンツを継続的に追加・更新したい（ブログ・お知らせなど）
- SEOを重視して集客したい
- 将来的にECや会員サイトなどへ拡張したい
- デザインや構造を柔軟に設計したい
- 「企業の顔」となるホームページを長期運用したい
WordPressのデメリットとリスク
■デメリット
- サーバーやドメイン、保守管理が必要
- セキュリティリスク（プラグインの脆弱性など）
- 管理画面が初心者にはやや複雑
- バージョン更新やバックアップなど、知識が必要
■注意点
「放置すると危ない」 →WordPressは使い方次第で非常に便利ですが、放置しておくとハッキングや不具合のリスクも。メンテナンス体制を整えることが大前提です。
ノーコードツール（STUDIO・ペライチなど）との比較
最近は、WordPress以外にも簡単にWebサイトが作れるノーコードツールが増えています。
代表的なもの
- STUDIO：デザイン性と操作性を両立。ドメイン連携やSEO設定も可能。
- ペライチ：テンプレート中心。ランディングページ向けで超簡単。
- Wix・Jimdo：海外製でやや重めだが、ビジュアルエディターとして直感的。
■ノーコードのメリット
- サーバー不要、登録すればすぐ公開可能
- 管理・更新が超簡単（初心者向け）
- サポートも手厚い（有料プラン）
■ノーコードのデメリット
- カスタマイズには限界あり
- 拡張性やSEO対策に弱いケースも
- 一部ツールでは移行が難しい
結局、どちらがいいの？判断基準まとめ
| 目的・条件 | WordPressが向いている | ノーコードが向いている |
| 定期的に更新・ブログ投稿したい | ◎ | △ |
| 短期LPを今すぐ出したい | △ | ◎ |
| デザイン・構造を細かく設計したい | ◎ | △ |
| 社内で簡単に更新したい | ○（知識必要） | ◎ |
| 将来的に機能を追加・拡張したい | ◎ | △ |
| セキュリティや保守が不安 | △（管理必須） | ◎（ツール側で対応） |
TheoLABが提案する「ツール選定の考え方」
TheoLABでは、お客様の目的・スキル・体制をヒアリングしたうえで、最適なツールを選定・提案しています。
特に、企業のコーポレートサイトや採用情報・ブログ・ニュースなどの発信があるサイトには、更新性・拡張性に優れたWordPressをおすすめしています。
さらに、初期制作費を抑えたい企業のために、TheoLABでは以下のような月額サブスクリプションプランをご用意しています。
- 月額22,000円（税込）〜で、WordPressによるホームページ制作とサーバー保守込み
- 1年間利用後は、月額5,000円の保守プランに自動移行
これにより、初期費用のハードルを下げながら、継続的な情報発信や資産化が可能になります。
一方、LPやキャンペーンサイトなど“短期活用”や“シンプル構成”が求められる場面では、STUDIOやペライチのようなノーコードツールを活用する方がスピードもコストも最適です。
よくある質問と誤解
Q. 「WordPressって古くない？」
A. 機能もテーマも進化しています。今でも主流であり、拡張性・安定性の面では依然優位です。
Q. 「STUDIOで作ったら、あとでWordPressに移せますか？」
A. 基本的には移行が難しく、再構築が必要になる場合が多いです。
Q. 「SEOなら絶対WordPressの方がいいですか？」
A. 構造的には有利な面もありますが、実際は“コンテンツの質”が最重要です。
Q. 「制作費に大きな差はある？」
A. WordPressの方が構築・管理が複雑なため、初期費用や保守費用が高くなる傾向がありますが、TheoLABのサブスクプランならその課題を解消できます。
まとめ：自社に合った制作方法を選ぶために
ホームページ制作で大切なのは、「目的」と「運用体制」に合ったツールを選ぶこと。
- 継続的に情報発信・資産化したいならWordPress（特にコーポレートサイトに最適）
- スピードと手軽さが求められるLPならSTUDIOやペライチ
TheoLABでは、「何を作るか」ではなく「なぜ作るか、どう使うか」を起点に、最適な手段を設計します。
制作に悩んだら、まずは目的と運用スタイルを一緒に整理することから始めてみましょう。
