動画生成AIはここまで進化してる【第4弾| 画像・音声→動画(構成編集型)編】ーAIに魅了されたデジおたIT女性社長Presentsー

AI編集の力で「撮らずに作る」時代がやってきた!

「動画を撮らずに、AIで仕上げる」ーーそんな時代が現実に。
画像や音声ファイルをもとに、自動で構成・カット・編集をして動画を完成させてくれる「構成編集型」AIツール。特にナレーション付きスライド動画や、写真・テロップを組み合わせたSNS動画など、"人手が足りない現場の救世主"として注目を集めています。
今回は、そんなAI動画編集の進化を感じさせる3つのツールを徹底解説します。

AI動画生成ツールのカテゴリ整理

カテゴリ入力生成内容代表サービス例
テキスト→動画プロンプト完全生成映像Sora, Pika
テキスト→アニメーションスクリプト+キャラ設定アニメ調映像Animaker, Kaiber
画像・音声→動画(構成編集型)写真+音声+素材編集済み動画Pictory, Synthesia, Wisecut
動画→動画(変換・補正)元動画スタイル変換/補正Runway, Topaz Video AI
アバター生成/AIナレーター画像・テキストキャラクター話者動画HeyGen, D-ID

「構成編集型」AI動画生成とは?

画像や音声、テキストといった素材をアップロードするだけで、ナレーション付きのスライド動画やショートムービーを構成・編集してくれるのが「構成編集型」ツールの魅力です。

  • 素材の自動整理、字幕生成、BGM挿入、画面切り替えなどもAIが自動処理
  • 特にYouTubeショートやTikTokなど、テンポのよい短尺動画制作に強み
  • 撮影なしでも、企画・構成・編集・ナレーションまで“1人動画チーム”が完成

こうしたツールは、忙しい広報担当者や教育コンテンツ制作者にとって、圧倒的な時短と生産性UPを実現してくれる存在です。

代表的な構成編集型AIツール

Pictory(ピクトリー)

  • 特徴:文章・台本・画像・動画素材からスライド動画を生成
  • メリット:テンプレート豊富で、BGMや字幕挿入がワンクリック
  • デメリット:日本語精度はやや低め、月額制のコストが必要

Wisecut(ウィスカット)

  • 特徴:音声を自動でテキスト化し、無音カットや字幕挿入を自動化
  • メリット:Vlog・セミナー動画の編集時間を大幅削減
  • デメリット:字幕表現のカスタム性にやや乏しい

Synthesia(シンセシア)

  • 特徴:AIアバター+音声合成を組み合わせた構成型動画作成ツール
  • メリット:ナレーター不要、視覚的にリッチな動画作成が可能
  • デメリット:自由な編集には制限あり、操作はやや習熟が必要

差別化ポイントまとめ

サービス名得意な領域最大の強み課題・留意点
PictorySNS/YouTube短尺動画画像や原稿から手軽に構成ナチュラルな表現には工夫が必要
Wisecut講義/セミナー編集音声からの自動編集が得意表現の自由度は低め
Synthesiaマニュアル・教育動画アバター×構成動画が簡単アニメ感が強く商用色が出やすい

構成編集型AIツールは、素材をもとに動画を組み立てるという点では共通していますが、得意分野や使い方には大きな違いがあります。Pictoryは誰でも簡単にテンプレートベースの動画が作れ、Wisecutは「喋ったものを切らずにそのまま伝える」シーンに強みを持ちます。一方、Synthesiaは人間ナレーター不要で構成できる「企業向け」特化の印象。どれもプロ用途での活用が広がっています。

まとめ:構成編集型AIは「誰でも動画編集者」になれる時代の象徴

「動画の編集がネック…」という悩みを抱える中小企業や広報担当にとって、構成編集型AIは救世主そのもの。自社コンテンツの動画化、マニュアルのビジュアル化、研修資料のナレーション付き動画化など、社内外問わず幅広く応用できます。
撮影せず、ナレーターも不要。次世代の“動画DX”を担うのは、こうしたツールかもしれません。

🔜 次回予告|【第5弾】動画→動画(変換・補正)編

「手持ちの動画が生まれ変わる!」
低解像度の動画を高精細に修復したり、別の画風に変換したり──既存素材を活かしたAI動画編集の世界を、次回詳しく解説します。